駆け出し顧問の練習日記

中学野球部員の生き生きした日常を一般公開します。私の監督としてのスキルアップも目指しています。

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卒業式を終え、気持ちを切り替えて今日からテスト週間です。
わたしも問題作成、成績付け、その後寮や部活の会計処理まで
やるべきことが目白おしです。心置きなく野球に集中するため
にも、今年の年度末は「仕事を速く、正確にこなす」ことを
目標にやっていきたいと思います。


今日は、「北米の野球に対する考え方」の一端にふれて
見たいと思います。

わたしがカナダに留学中、125キロ程度のボールしか投げられなかった
のが、留学中のたった半年で時速140キロを越えるボールを投げられるように
なった理由に、球速の目標を達成するための独特なアプローチ
がありました。

まず、ピッチャーに必要な体の部分の筋力を測定します。
その測定をもとに、コンピューターが次の数値をはじき出し
てくれて、トレーニングメニューも大まかなものを考えて
くれます。

「あなたの筋肉の~の部分が・・・まで鍛えられれば、
あなたは92マイル(147キロ)まで球速が伸びる
可能性がある」

「いまなにもトレーニングをしなくても83マイルまでは
球速がでる可能性があるが、からだの~の部分が弱いので
・・・の故障が起こる」

等など。非常に科学的で、見た目にも分かりやすいアプローチです。


この、「可能性がある」というあいまいな表現がポイントだとおもうのですが、
たとえ100%でないとしても、「頑張れば147キロ出るんだ!」と思うと、
練習に対する意欲は全く変わってきます。

そして実際に数値をはじき出して明確にしてもらうと、次のような考え方が
できるようになります。

例えば147キロを投げるためには、

1.まず体の鍛えなければいけない部分を集中的に鍛える。
(体幹と腿裏の筋肉が中心でした) 
  数値目標が達成できたら、次のステップに移ります。

2.今度は筋力は足りているのだから、次は自分で体の使い方
  やフォームを考えながら、具体的にボールを投げる練習をする。

3.自分のフォームをビデオにとり、自分でフォームを分析して
  足の上げ方、リリースポイント、腕の使い方を模索していきます。
  そして「これがベストだ」と思われるフォームに行き着いたらそれを
  固めます。フォームが固まる基準は、3日間連続してブルペンに入り、
  3日間、全てのボールを大体同じように投げることができればOK、
  とコーチには言われていました。

とにかく自分で色々球速を上げるための追求をして、分からない
ところはコーチにアドバイスを求めるという練習スタイルが
北米野球の考え方のベースになっています。

要するに自分でモチベーションと目的意識がもてるアプローチなのです。 

もちろん、科学的な裏づけに基づいての理論ですから、教える
側はその理論を勉強しなければいけませんが、日本の場合は総じて
「~すれば、経験上・・・になる」と言う考え方で教える方が
多いように思います。

北米の考え方は、「・・・になるためには、~すればいい。その理由は○○○だ」
という日本とは逆の考え方が根底にあるのではないかと思います。

走りこみもほとんどなく、インターバル走が中心でした。
「瞬発力と持久力を同時に鍛える必要があるから」だそうです。

基本的には「足りない部分を自分で効率的に鍛える」印象でした。

民族の違い、宗教の違い、教育環境の違い、そして育ってきた
文化の違いがアプローチの仕方の違いになっているのは確かだと
思いますが、日米のいいとこ取りはできないものだろうか、
と常々考えている私です。 

当然教える対象によって、アプローチの仕方は無限にあると
思われますが、このような方法について、皆さんはどう思われ
ますか? 

日本人がメジャーのキャンプに行くと、「練習が厳しくない」
といったイメージを持つ人が多いようですが、キャンプに入る
前に「自分から課題を見つけてしっかりからだづくりをして
きている」ので、「キャンプの前にある程度コンディションを
仕上げてきている」のが真相ではないでしょうか。
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この方法は選手にとってとても良いトレーニング方法ですね。
具体的な数値をだされて゛~の可能性がある゛と言われると
個々のモチベーションも上がり、
トレーニングが楽しくなりそうです。
将来、゛~すればメジャーで活躍できる可能性がある゛なんて
出るようなコンピューターが出てくれば面白いですね。(^^)

2007.03.03 07:49 URL | csrk #4bLjGvLM [ 編集 ]

>半年で時速140キロを越えるボールを投げられる
Shunさん140キロ投げられるんですか、すごいですね!!

>自分で色々球速を上げるための追求をして、分からないところはコーチにアドバイスを求める
まさに、「自分で考える」ですね。選手とコーチの関係は、こうありたいです。

このアプローチ方法、すごく良いと思います。
日本の場合、経験値に基づく指導が多いように感じます。それぞれの選手に適した方法でアドバイスができれば、一番よいのですが、指導者には効果があったとしても、選手には効果がない方法もあると思います。

科学的分析が進歩して鍛える部位まで分かるのでしたら、それを利用しない手はないですよね。
実際には、どのように行われているのか非常に興味があります。

勉強するためのおすすめ書籍などありますか?
よろしければ教えて下さい。

>日米のいいとこ取り
これが最強ですね^^

2007.03.03 08:46 URL | とんぼ #- [ 編集 ]

csrkさんへ

コメントありがとうございます。

留学先での出来事ですので、書物などで
読んだわけではなく、高校の体育の先生が
大学の研究機関とタイアップして行って
いた研究だったように思います。

今は専門機関に頼めば日本でもトレーニング
のマネージメントをしてくれるところはある
みたいですが、高額になりますし、それを
日常の練習のなかにどうやって落とし込んで
いくか、というのは指導者の腕によりますね。

2007.03.03 11:10 URL | shun #- [ 編集 ]

とんぼさんへ、コメントありがとうございます。

>Shunさん140キロ投げられるんですか、すごいですね!!

誤解を与えるような表現ですみません。
高校時代の話です。今は130キロ出るか
出ないかでしょうね。

>指導者には効果があったとしても、選手には効果がない方法もあると思います。

これなんですよね。自分に向いているからといって、
万人に通用するわけではない方法もあると思うのです。

>科学的分析が進歩して鍛える部位まで分かるのでしたら、それを利用しない手はないですよね。
実際には、どのように行われているのか非常に興味があります。

これは実際に私もコーチの方に筋力測定してもらい、
メニューを組んで頂いたので、これから自分でも
勉強してみたいと思っています。実際には、
10種類くらいの筋力測定をします。その中で
弱い部分を鍛え、同時に全身の筋肉がバランスよく
連動するように神経系のトレーニングもします。
筋肉のあらゆる部分のバランスが取れてくる
までには1ヶ月半くらいかかりました。

最高球速はリーチの長さと筋力を公式に当てはめて
はじき出された概算値で、あくまでも「可能性」の部分です。

わたしの場合はリーチが短く遠心力が十分に
使えないので、150キロが出る確率は
低いという診断結果でした。

とにかく専門知識と分析ソフトは必須でしょう。まだ詳しく調べて
いませんので書籍などはどうかわかりませんが、
イチローがトレーニングメニューを組んでもらって
いる小山さんの本などは参考になるのではないでしょうか。

2007.03.03 11:19 URL | shun #- [ 編集 ]

日本の野球も科学的なトレーニングを取り入れたり、大分変わってきたんだとは思いますが、まだまだ米国などと比べたら遅れているんでしょうか?

私の友人は、現在サンフランシスコで「スポーツ心理学」を学んでいるそうですが、日本に帰ってきて役立つ職はあるんでしょうかね?・・・その友人は、そのまま米国で職につくことになるかもしれません。

2007.03.03 12:59 URL | 少年野球コーチ #/3WEEAIQ [ 編集 ]

少年野球コーチさんへ

アメリカはやはり科学的なトレーニングに
関しては進んでいると感じました(もう10年
前ですが、ようやく日本が追いついてきた感じ
です)

お友達はスポーツ心理学を学ばれているとか。
今なら大学の体育学部スポーツ心理学科とか、
スポーツメーカーなどのスポンサー機関で
選手のマネージメントをするとか、探せば
色々あるとは思います。これからの分野ですね。

2007.03.04 07:39 URL | Shun #- [ 編集 ]













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