駆け出し顧問の練習日記

中学野球部員の生き生きした日常を一般公開します。私の監督としてのスキルアップも目指しています。

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こちらのブログには本当に久々の書き込みです。

今日はRM中の3年生の引退に寄せて
記事を書きます。

書こうか、書くまいか、迷ったのですが
やはり彼らへの思いを文字にしておきたい
と思います。

7月の中体連の予選では、ここ10年近く
7校を4校と3校に分けて変則リーグ戦を
行っています。

私が過去の記録を調べた限りでは、公立中が
中学生活を賭けて挑んでくるこの大会で、
RM中は本当に何年も勝ち点すらあげることが
できずにきていました。

11人のうち8人が初心者でスタートした今年の
3年生は、その流れを変えるきっかけを作って
くれました。

初戦で1-2のビハインドから同点に追いつき、
本当に何年ぶりかわからないくらい久しぶりの
「リーグ戦勝ち点」をもぎ取ってくれたのです。

リーグ戦の2試合目は敗北し、当初の目標
であった「決勝トーナメント進出」と「公式戦勝利」
達成できませんでしたが、彼らのスタートを考えると
本当によくやってくれたと思います。

学年が2年から3年に上がり、新入生を迎えなけ
ればならない大事な時期に顧問が変わってしまう
という試練がありながら、それを乗り越えてつかみ
とった勝ち点には大きな意味があると思います。

思い返せば、初心者の彼らには蹴り野球でルールを
教えるところから始まって、ボールの投げ方、打ち方、
走り方を文字通り一から指導してきた。

1年生大会では、ひとつのアウトを取るのにも四苦八苦
していたような状態でした。当然、秋までの公式戦は
全てコールド負けでした。

経験者が多く、県大会で3位になった下の代の突き上げ
を喰らいながら、冬の練習では必死になってその追い
上げをかわし、春の練習試合では秋の屈辱を倍にして
返すような胸のすく快勝ができるまでに成長してくれた。

転勤前の色紙に、3年生のひとりはこんなことを書いて
くれていました。 

「先生、折角ここまで一緒にやってきたのに、何だか
悔しいです。 僕たちは成長しましたか? 7月までに
必ず公式戦勝利を挙げて、先生にプレゼントしたい。」

私も同じ気持でした。 悔しかった。 でも何もして
あげることができなかった。

でも生徒達は久方ぶりの勝ち点をあげるというかたち
で約束を守ってくれたと思います。親孝行な息子たちです。

11人へ、私からのメッセージです。
<モトヒロへ>
中体連では2試合とも出場機会がなかった
けれど、地道に下仕事をしてくれていたお前には
みんな感謝していると思うよ。
その証拠に、練習試合でお前が塁にでたときの
ことを覚えているか?お前の一挙手一投足に
みんなが声援を送ってくれたよな!たぶん野球
よりも読書が好きなお前のことを、今年の同級生
たちは認めて受け止めてくれていたよ。大切な
仲間をこれからも大事にしろよ! 


<マサヤへ>
同じく出場機会がなくて残念だったね。どこでも
ある程度堅実に守れる守備力と、判断力、そして
ツボにはまった時の長打は、スタートで出ていた
タクマとも遜色なかったと思うよ。 冬の打撃練習
で、日に日に上手くなり、打球の音が変わっていく
のを見ていて、俺もお前がどう変わっていくのか、
楽しみだった。 文武両道で頑張ってくれていた姿は、
後輩もきっと目標にしてくれると思います。
2年半、ご苦労様。ありがとう。


<T・ユウタ>
今回はチャンスで打てなかったみたいだけど、S中との
練習試合の逆転勝利の口火を切ってくれたのは、紛れ
もなくお前のホームラン性2点タイムリーでした。 それに、
最初の練習試合だったかな? 負け試合で目の覚める
ようなスリーベースを打って、本当に嬉しそうだったよな。
最後はセンターという大事なポジションを任される選手に
なることができたのは、お前の努力もそうだし、見守って
くれていたおうちの方のお陰だ。 最後の大会、ヒットで
恩返しできて、良かったね。 ムードメーカーも、ご苦労様。


<コウスケ>
2年半で一番変わった、選手として伸びたのがコウスケじゃ
ないかな。 最初は挨拶できない、敬語は使えない、投げ方
打ち方はめちゃくちゃで、できないづくしだったけれど、今じゃ
言葉遣いも挨拶も、そして選手としても立派に中心選手を
任せられる存在になったね。 俊足、右にも大きいのを打てる
長打力、そして強肩。 守備もほんとに上手くなったよね。
これから俺も初心者を指導する機会があると思うけど、お前の
ような選手に育てることを目標に頑張ってみるよ。 
2年半ご苦労様。 ありがとう。


<テラ>
コウスケのところにも書いたけど、テラは挨拶というかまず返事
ができなかったよね(笑) よく俺に「聞いてんのか!!」と怒鳴られ
てたよね。 レギュラーを外れた時期もあったけど、持ち前の
思い切りいい打撃で春にはレギュラー奪回。 打撃フォームは
今年の3年生で一番よかったと思います。 意外に盗塁も成功率
高いし、3盗もちょくちょく決めてたよね。 そんな意外性をこれ
からも発揮して、頑張ってくれよ! 3年間で人間的にも野球選手
としてもしっかり成長してくれて嬉しいです。 2年半ご苦労様。


<トモヒト>
トモヒトといえば弱気でミスを引きずるし、マイナス思考、という
イメージがあったけど、すっかり変わったな!コンパクトなスイング
で時には長打もある打撃と俊足。 去年の中体連で足を引っ張った
のを払拭する思い切ったプレーがたくさんあったね。 もともと去年から
試合にでていいプレーしていたわけだし、足りないのは自信だったんだね。
それにお前の下ネタにも良く笑わせてもらったよ。 精神的にたくましく
なったお前を一番喜んでくれているのはお父さん、お母さんだと思うよ。
今年の機動力野球の核に良く成長してくれました。 2年半ご苦労様。


<タクマ>
俺が転勤する時も、お前が一番泣いてくれたな(笑)俺ももらい泣きしたよ。
勉強はちょっと苦手かもしれないけれど、ミスをしたチームメイトをフォロー
できる優しさをもっていたのがタクマだったんじゃないかな。みんなのいじられ
役も引き受けて、ムードメーカーも良くやってくれました。 最後の大会の
ポカは、高校生になる前のお前に対する神様からの宿題だとおもうよ。
野球で学んだことを勉強や学校生活にも生かして、高校に入る前にひと回り
大きな人間になれよ!! それにしても、今年の中学の入試パンフに載って
いるお前の写真は別人だな。 それだけ野球部で頑張って、絞られたし、
お前も頑張ったってことだ。 今度は練習で苦労して、試合で笑えるように
頑張れ!2年半、ご苦労様。ありがとう。


<アヤト>
残念ながら最後の試合、参加というわけにはいかなかったけれど、
お前の気持はたぶんみんなに届いていたはず。 今年の3年生は
やっぱり11人そろってこそ。 みんな「お前の分まで頑張る!」
という気持で引き分けをもぎ取ってくれたんだよ! あの1年生
大会の時、ファーストを守っていたことを覚えてるか? あの時
みたいにまた第三グラウンドで野球がやれるのを楽しみに
待ってるから。 これからも元気でやれよ! 2年半、ご苦労様。

<ヨシヤ>
誰もが認める今年のエース。 調子のいいときのお前のまっすぐは
誰も打てない切れだったな。 変化球でストライクをとれるように
なったことと、制球がだいぶ安定してきたこともあるけれど、お前
をみんながエースと認めるようになったのは、投げている姿から
「頼もしさ」や「責任感」が伝わってくるようになったからじゃないかな。
ひとつになったチームの中で投げるお前は本当に生き生きとして
いました。 最後のピッチングを見せてもらって、本当に教えてきて
よかったと思いました。 エースの自覚を持ってもらうために、
厳しいことも色々要求してきたけれど、それにナイスピッチで応えて
くれて、本当に嬉しかったよ。 公式戦の勝ち投手にはなれなかった
かも知れないけれど、「RMのエースはいいね!」といってもらえる
ようになったことに誇りを持って、次のステップに進んでくれ!
2年半ご苦労様。 次のエースの育成にも協力してください。


<A・ユウタ>
まず副キャプテン、お疲れ様でした。 上手いのに、肝心なところで
ポカをやってしまっていたお前が、見違えるようにたくましく、頼もしく
見えました。 ボール積みが一番効果があったのがお前かもね。
最後は4番にふさわしい、鋭いスイングが出来ていたと思う。
結果はでなかったかも知れないけれど、「RMの左うちはいいバッター」
という伝統を継いでくれる選手として、立派なバッターになって
くれたね。 これまで色々な先輩にお世話になってここまできた
はず。 今度は自分が後輩にお返しする立場になって、後輩を
育ててあげてください。 コウスケに取られていた4番を取り返して
いたところに、ちょっとした副キャプテンの意地を感じました。
S中戦で11球粘ってからの勝ち越し2点タイムリーを、俺は一生
忘れることはないでしょう。 それだけお前の意地と流した汗が
詰まった一打だったと思います。ああいう一打を打てるバッターを
これからも育てて行きたいと思います! 2年半、お疲れ様。


<マコト>
キャプテン、本当にお疲れ様。 センスで野球をやっていたマコト
が、キャプテンになってからは先頭に立って誰よりも頑張って
練習してくれていた。 お陰でみんながあの冬の厳しい練習に
ついてきてくれて、あれだけ伸びてくれたのだと思います。 
キャッチャーとしても色々考えて、ヨシヤとも良く話し合って、
理想的なバッテリーの手本を後輩に示してくれたと思います。
新チームが始まってから勝てない時期が続いた時も、諦めずに、
練習に手を抜かないでどうやったらみんなで勝てるようになるかを
考えながら頑張って来た。 このことは、これからも必ず生きてくる
はず。 次のキャプテンにもお前の心意気は必ず伝わるはず。 
引退して、キャプテンの仕事は終りじゃないよ。 引退してから
次のキャプテンが一人前になるまでは、フォローをしてあげてください。
OBが来やすい部活の伝統は、これからも守っていって欲しい。
2年半、そしてキャプテン、本当にお疲れ様でした。

今年の11人と関わって学んだこと、得たものはとてつもなく
大きかったです。 これからも中学野球に関わって生きていく
という夢と目標を彼らからはもらいました。 そういう意味では
本当に自分のほうがみんなにお礼を言いたい。 

心から、本当にありがとう。 勝たせてあげられなくてごめん。
でも、初戦から自分たちの力を出し切って、「心ひとつに」して
掴み取った勝ち点1。

勝ちに等しい引き分けを、俺は一生忘れないで、これからも
中学野球に関わりながら生きていきます。 

離れているけれども、同じ名前を冠した学校にいる者同志、
これからもお互いに切磋琢磨して頑張っていこうな!

さようなら。 愛すべき我がチーム。 また会う日まで。
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久々に戻ってきましたね(^^)
入学当初から育ててきた子達が
目標であった勝ち点をもぎ取ったことは嬉しいかぎりです。
これでまた彼らも強くなっていくのだと思います。
Shunさんに教えてもらったことを
これからの人生に活かしてもらいたいですね。

2008.07.09 23:40 URL | csrk #4bLjGvLM [ 編集 ]

お久しぶりにこちらにコメントいただき
ありがとうございます。

本当は書くかどうしようか迷ったのですが、
彼らの引退試合にあたって私もどうしても
けじめをつけておきたかったので、書きました。

去年のチームと違い、ひとりひとりが小粒で
まったく力のない(と見られていた)代だった
ので、本当にこのような試合ができるレベルに
なるとは誰も思っていなかったと思います。

彼らには、小粒チームには小粒チームなりの
戦い方があることと、チームとして結束して
戦えば力が上のチームも倒すことができる、
野村監督のいう「野球の醍醐味」を教えてもらった
ように思います。

何より、誰にも見向きもされない中で野球部を
共に作ってきた「同志」の頑張りには、涙を流さずには
居られませんでした。

暑い中で一緒に頑張った草取りや、雪に覆われた
グラウンドでみんなでやった雪かき、柏のR中との
歴史的合同合宿、厳しい冬練習をみんなで乗り切って
迎えた春の練習試合での劇的勝利など、一つ一つが
大切な思い出になって私の胸の中に去来しています。

3年生ひとりひとりが勝利以上に大切なものを
勝ち取って、卒部してくれたという意味では、
去年の3年生の引退に感じた自分への情けなさや
後悔とは全く違った引退になりました。

後で振り返って、彼らの中で中学野球が青春の
一ページになってくれれば、これほど嬉しいことは
ありません。私もまたこのような思いができる
ように、がんばっていきたいと思います。

2008.07.10 10:52 URL | shun #- [ 編集 ]

いつも見ています。継続して更新凄いです。私も頑張ります。ここのところ寒いので風邪などに気をつけて下さい。またよらせて頂きます。

2008.11.12 10:13 URL | 昭夫 #- [ 編集 ]













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